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舞台に関わる仕事がしたい!業界を学ぶための舞台×ビジネスモデル

舞台に関わる仕事がしたい!業界を学ぶための舞台×ビジネスモデル

舞台芸術業界がどのように成り立っているのか、知っていますか?

舞台を作っているのは、役者や演出家など、脚光を浴びる方たちばかりではありません。舞台作品は、多様な専門性を持った人たちが集まり、それぞれが作品に想いを込めながら作られているのです。

今回は、舞台に関わる仕事がしたい、またはこの業界の全体像に興味がある、という方に向けて、舞台をビジネスという視点で解説しました。業界の大まかな地図を広げましたので、是非俯瞰していってください。

「どうやったら舞台に関わっていけるか?」というよりも、まずは「どう舞台という業界は成り立っているのか?」を一緒に知っていきましょう。

「そもそも舞台にはどんな種類があるのか」

舞台芸術とは、舞台上で行われる芸術の総称です。例えば、歌舞伎、演劇、ミュージカルなどがそれにあたります。

また、広い意味で「舞台」を捉えれば、舞台の核に演技が無くとも、舞台とよべるでしょう。例えば、コンサートやダンスなども舞台と言うことができます。

従って、映像芸術業界とは別の領域にあると言えますね。

「どんな人がかかわってできているのか」

それでは、舞台芸術業界において、どのような人々が関わっているのかを詳しく見ていきましょう。

舞台の表に立つ【舞台俳優】

舞台俳優は、舞台に立ち、与えられた役を演じます。舞台役者、男優、女優などと呼ばれることもあります。

舞台役者と映像俳優とは求められるスキルが全く異なるということに注意が必要。例えば、舞台ならば、本番までに数か月に及ぶ稽古を積み、本番を何度も繰り返します。

以上のように、映像か、舞台化で求められる条件やスキルも全く違います。従って、どちらの方が演技力が求められるか?よりも「どちらの方がやってみたいか?」が大切です。

また、俳優になりたい方はこちらも参考にしてみてください。

俳優の仕事|映像・舞台・劇団などの種類、なり方、収入について

作品を手掛ける【演出家】と【脚本家】

演出家は、映像芸術における監督のポジションに位置します。現場を指揮し、本番までのプランを立て、演技指導や美術・照明と協力し、舞台を作り上げていきます。

脚本家とは、舞台において重要であるストーリーを書く役割です。

脚本家がどんな家を建てるかを描く「設計士」だとしたら、演出家は現場を指揮する「親方」と言えばイメージしやすいかもしれません。

裏で舞台を支える【クリエイター】

舞台芸術で欠かせないのが、裏で支える技術者クリエイターです。舞台を最高の作品に仕上げるための役柄は多岐にわたります。

例えば、美術や照明、衣装、音響などがそれにあたります。どれも専門的な知識が必要で、専門性だけでなくセンスを問われることもあるでしょう。

そして、これらのクリエイターをまとめ、全体的な進捗の調整をするのが、舞台監督です。演出家と混同されることもありますが、舞台監督は、舞台が成功するよう組織の微調整を行い、安全に導くのが役目です。

舞台を企画する【プロデューサー】

これらの舞台を作り上げるために必要なのがプロデューサーです。プロデューサーは、舞台の企画を構想する大元です。

具体的に言うと「どのような舞台を作るか?」「お金は?」「人は?」「場所は?」を構想し、権利や条件を解決しながら、企画を設計します。

原作ものを舞台化する場合には、その出版元や原作者の許可を得るべく交渉し、メインキャストの選定、出演交渉も行います。舞台というプロジェクトのさまざまな権利や条件を整えながら、実際のセットの制作や出演者の稽古にも立ち会い、制作現場をフォローしていきます。
こうした作業を積み重ね、初日の幕が上がるよう統括するのがプロデューサー室の業務です。

https://www.saiyo-info.net/toho/work/engeki.html

もちろん、舞台の形式や規模によって、その役割は様々なので、注意が必要です。

舞台×ビジネスモデル

舞台業界ではどのようにお金が回っているのか?

次に、舞台業界ではどうお金が回り、成り立っているのか、ビジネス的な視点でご紹介します。

舞台業界の経済事情

一言で言うと、舞台業界は厳しい。人・時間・場所という制約が大きいからです。

上記の通り、様々な人が携わる。従って、人件費が大きくかかります。また、テレビドラマや映画とは違い、時間と場所という制約があります。その場所で、その時間ではないと、舞台は観ることができません。ライブ性が舞台の醍醐味であると同時に、皮肉にも運営という点では障壁となります。

「チケット料金が高い」という点は、以上によるものです。採算をとるための料金設定であり、「頻繁に観に行く」のは難しいかもしれません。

マネタイズ方法と今後について

舞台はもっぱら、観劇料で収入を得ています。それ以外にもグッズ販売等でも得ていますね。また、名前のある会社であれば、テレビや映画との業務提携、業務委託などでもお金を回しているようです。

余談ですが、私の友人の舞台俳優たちも「どれだけ力があっても舞台だけで食うのは難しい」と口をそろえて言います。

業界内部でお金を回すだけでなく、やはり外部からのフロー収入を得ることが、今後の舞台業界活性化には必要なのではないでしょうか。そのために、IT、ウェブという領域に焦点を当てていくのは絶対に必要だと考察できます。

「新しい舞台の形」

最後に、新しい舞台の形についてお話します。

2.5 次元舞台

今日、メディアミックスの展開が舞台にも波及しつつあります。アニメや漫画などの2次元コンテンツを、原作として舞台に取り入れた 2.5 次元舞台が話題になりました。例えば、 『ミュージカル テニスの王子様』や『舞台 どろろ』などがその最たる例です。

© 手塚プロダクション/舞台「どろろ」製作委員会
©許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
©許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会

 

 

 

 

 

 

 

ゲキ×シネ

<ゲキ×シネ>とは、演劇とシネマを掛け合わせたあたらしいエンターテイメントです。

場所・時間という制約を排除し、さらに単なる演劇中継ではない体験の形は、ビジネスの観点で一石を投じました。舞台の迫力×大きなスクリーンは、舞台でも映画でもないと言えるでしょう。

何十台ものカメラワークを駆使して、画面いっぱいに広がる迫力の映像は、見る人を惹きつけ、映画館であることさえ忘れるほどの舞台の緊張感と臨場感を体感頂けます。
従来の劇場中継とは一線を画した、あたらしい映像体験でもあります。

引用:http://www.geki-cine.jp/

予告だけでも大変臨場感が伝わってきます。

堺雅人さんや松たか子さんなど、舞台俳優としての有名役者陣の起用も非常に魅力的ですね。

終わりに

このように、舞台の世界も多様化してきているのです。従って、もしもこれから舞台に関わる仕事がしたいと考えているなら、「どのように関わっていきたいか」を考えるべきではないでしょうか。

家を建てるうえで、全体をデザインし、条件を整えるように、舞台を仕掛ける企画がしたいのか。設計図を描く設計士や大工の親方のように、演出、脚本を担当し作品を作っていきたいのか。それとも現場に立つように、表舞台でスポットライトを浴びたいのか、あるいは裏方としてクリエイターを務めたいのか。

それ以上に伝統芸能か?前衛芸術か?それとも新しい現代芸術か?様々な方向に可能性がありますね。

全く身の振り方が変わって来るので、方向をよく考えたうえで舞台と関わっていくことをオススメします。

また、映画業界を参考にしても、新しい選択肢が広がるかもしれません。

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